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2023/07/23 15:35

こんにちは!

72season’sのソムリエ林です

とある日の夜
社長の南雲が「林くん!一緒にポルトガルに行くよ!?」
林「そりゃ行くでしょ!」
それだけでいきなり決まったポルトガル行き😆
僕の初めてのポルトガルへ行きは0.5秒であっさり決まり、取扱わせてもらっている「secret spot wines」のスタッフさんへの手土産だけ抱えて飛び立ちました。


日本からドイツ経由でポルトガル第二の都市ポルトへ。ワイン雑誌でよく見ていた風景が目の前に😀ポルト市内を流れるドウロ河が見えますね。招待していただいてるワイナリーへ向かうため河沿いを上流へ約250キロ上っていきます。

同じドウロ河沿いでも内陸はまた景観が変わりますね!ポルト市を抜けてからずーっと葡萄畑が広がっていました。写真はドウロ地区の葡萄畑。目的地はあと少し。車に揺られてさらに内陸へ向かいます。


日本から飛行機で17時間。ポルトから車に揺られること3時間弱。山間に静かに佇む「ヴァーレプラディーニョス」村へ到着。ここは人口100人ほどしか住んでいない小さな村。産業は農業のみでワインとオリーブの栽培と畜産が少し。この日はワイナリーのご好意でオーナーさんのご自宅へ宿泊。そこはとても歴史ある宅邸でまさにミュージアムでした!教会の隣ということもあり撮影禁止との約束でしたので、写真はないのですが、肖像画や巨大なタペストリー、古い銃などが飾ってあり、銀食器でお食事でした。中世の世界に入ったような感覚で、いただいたワインもとんでもなく美味しいしで、とっても素敵な夜でした。


遂に辿り着きました!ここがワイナリー「ヴァーレ・プラディーニョス」の葡萄畑!案内人は醸造責任者のルイさんと実務を任されている醸造家のアントニオ君。2人が付きっきりで僕達の質問に答えてくれました。

ワイナリーはとても清潔。設備もいいですね!

セラーも清潔ですね。ワイン好きは気付きますかね?他のワイナリーに比べて樽の数が少ないですよね。かなり小さなワイナリーですので生産量が少なく、当然ながら不出来な葡萄は間引くので、仕込める量はこれで精一杯だそうです。とても希少なワイン達です!


果たして日本人が訪れた事があるだろうか?と思うくらい、ポルトガルの奥地にあるとても静かな村。住んでいる人々もとても穏やかで優しい人達でした。そこで造られた秘境のワイン。古いTOYOTA車もgood👍こいつで葡萄畑の丘をドコドコ進むのはなかなかオツなもんでした笑


さてこうして新しく取り扱いの始まった「ヴァーレ・プラディーニョス」ですが、早速日本に到着しております。
ワイナリーでは全て飲ませていただいて、そのクオリティの高さに驚きました!特に熟成したボトルは感動的な美味しさ。

嬬恋村にある実店舗では販売開始しております。
ベイスでの販売はもう少々お待ちください。
とても希少なワインですが、快く蔵出ししてもらえること、こうして日本で販売出来ることに感謝と縁を感じます。


最後に簡単ですがワインの感想を。
写真右から。
「ヴァーレプラディーニョス ブランコ レゼルバ」
リースリング×ゲヴェルツトラミネール×マルヴァジア・フィーナ(スモーキーなアロマが特徴的なポルトガルの土着品種)のアロマティック系ブレンド。爽やかな香りとみずみずしい果実味が素敵な白ワイン。

「ヴァーレプラディーニョス ロゼ」
トゥーリガ・ナショナル(ポルトガルの土着品種で最高とされる黒葡萄)×ティンタロリス(別名テンプラリーニョ。スペイン産の同種は評価が非常に高い)のブレンド。ストロベリーやラズベリーのような可愛らしい果実味。しっかりしたミネラルと酸がを感じるドライロゼ。

「ヴァーレプラディーニョス ティント レゼルバ」
カベルネソーヴィニョン×トゥーリガナショナル×ティンタアマレラの濃密系ブレンド。カベルネ×トゥーリガの濃厚なコクに加えて、ティンタアマレラのハーブやスパイス感が追加されています。調和のとれたバランスのいいミディアムフルの赤ワイン。

「ヴァーレプラディーニョス トゥーリガナショナル」
ポルトガルではめずしい部類の単一品種。トゥーリガナショナルはポルトガル最高の黒葡萄とされています。デリケートで収量は少ないですが卓越したアロマと豊富なタンニンが特徴で、次なるスターになりうる品種だと世界的にも注目されています。こちらはとてもエレガントなワインになっています。フルーツとブーケのアロマ。シルキーで上品な舌触り。美しく伸びる余韻が素晴らしい一本。

「ヴァーレプラディーニョス グランレゼルバ」
カベルネソーヴィニョン×トゥーリガナショナルの王道ブレンド。ヴィンテージは2015年でワイナリーで8年熟成後に蔵出しですが、まだ若いと思えるほど濃密です。完熟フルーツの濃厚果実味と強靭なタンニンを持っていて、飲み進めるごとにぐんぐん味わいが開いて来ます。かなりのポテンシャルを秘めた赤ワインです。

「ザ・ロストコーナー ブランコ」
ポルトガルのお家芸。多品種ブレンド。とてつもない複雑さと深みが襲ってきます。分厚い飲みごたえと気品が調和したワイン。ワイナリーでいただいた長期熟成させたボトルはかなりの美味しさで驚きました!

「ザ・ロストコーナー ティント」
こちらの赤はティンタアマレラ×ティンタロリス×トゥーリガナショナルの土着3種ブレンド。こちらも深みが凄い!大粒の果実。甘草的な甘味と同時に充実した酸味を持っています。花束とフルーツの余韻が長く続きます。完全に世界レベルで本格派の味わいですね!


嬬恋の実店舗で先行発売中。ベイスで販売可能になればお知らせ致します。

それでは、ポルトガルワイナリー巡りPart2でお会いしましょう☺️