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2020/09/11 22:14

(※「トム社長」は社長南雲の一人称です)


草露白(くさのつゆしろし)

雨も続き、すっかり秋模様の嬬恋村です。
迷子になった大きなトンボを逃し、開け広げた座敷は、夕暮れになると肌寒くなってきて、なんだか少し寂しさを感じます。
このマジックアワーを見ると1日も終わりだなぁと感じます。
本日はポルトガルワイン、「キンタ・ド・クルゼイロ ヴィーニョヴェルデ 2018年」のご紹介です。グリーンワインって呼ばれてる地区のワインです。
微発泡で低アルコール(11.5%)なので、真夏の昼下がりにグイッと、とっても合うんですが、このワインは塩気を感じるほどのミネラルとしっかりした酸が効いているのでちょっとこってりした秋野菜とも相性が良いのです。

今の嬬恋村の旬の野菜は「じゃがいも」です。このじゃがいもの品種は「わせしろ」といって嬬恋村では作付けメジャー品種です。
特徴は、昼夜の寒暖差から生まれる旨味です。
ちょっと煮込むだけで出汁が出て、味噌汁に入れると味わいがよくわかります!
皮と身の間から旨味が出るんですね。画像の料理は皮、剥いちゃいましたけどもw
画像はトム社長が作ったシンプルな「ポテトサラダ」とモロッコいんげんが入った「肉じゃが」です。
ヴィーニョヴェルデの味わいと深く合わさって、まるでジャガイモと畦道をデートしているようです。
食材は人参以外ほぼ9割方群馬県産です。
ほぼ地産地消ってやつですね。
野菜は鎌原という地区(お店から近く)の自社畑で作っているので、食費はちょっとしたお肉代だけであまりかかりません。
コレってサラッと書いてますけど、よ〜く考えるとスゴい事なんです。
自給自足状態がここ嬬恋村(田舎)では当たり前なのです。
東京生活では考えられなかった事で、この凄さに気付いたのはここに来てから。
そして、全くの素人でも野菜は作れるのです!
田舎でこうして野菜を作ったりしていると、最強なんじゃないか❓と思えてきます。
自分で育てて食べて過ごせる、ほかに依存しない強さです。
田舎の素晴らしさはココに集約されるのではないかと、毎日朝早く畑に出て朝露に濡れながら感じる、トム社長なのでしたw