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ヴァーレ・プラディーニョス ザ・ロストコーナー ティント
ポルトガルの内陸、スペインとの国境近くに静かに佇む人口100人の小さな村、ヴァーレプラディーニョス村。産業はワインとオリーブ、そして少しの畜産。そんな秘境で造られた高品質赤ワインです。
こちらはポルトガル土着品種のみのブレンドで、ティンタ・アマレラ×ティンタ・ロリス(テンプラリーニョ)×トゥーリガ・ナショナルという濃厚な組合せ。
濃厚な果実味はまるでワイルドベリージャム。ジューシーな飲み口と豊満なボディが特徴でかなり飲みごたえのある赤ワイン。花と果実の芳しい香りが中心にあり、チョコレート、タバコ、黒胡椒、クローブ、木樽なども加わります。ひと口のうちに味わいの変化を感じる良いワインですね。アタックでは強烈な果実とシルキーなタンニンを感じます。そして酸味とミネラルが中盤を支えます。真ん中にピシッと芯が通った印象です。満足感のある長い余韻は素晴らしいですね。
若いうちは強い果実のフルボディワインとして楽しめます!
ワイナリー訪問の際にいただいた熟成物はさらに複雑に妖艶に成長していました!果実味はより凝縮されてドライフルーツのよう。タンニンやボディは落ち着いてます。ワインが持つ全ての要素が調和したエレガントなミディアムフルのワインとなっていました。
近年ポルトガルワインが話題なのも頷けます。完全に世界レベルのワインです!
秘境のワイン
2023年の夏。縁あって招待を受けた社長の南雲とソムリエの林でヴァーレプラディーニョス村を訪ねてきました。日本から17時間のフライトでポルト市へ。ポルト市からドウロ川沿いに葡萄畑を眺めながら内陸へ車で3時間ほど。道路標識にスペインと表示されたはじめた辺りでハイウェイを降り、山を登り谷間を抜けるとやっと到着。そこは人口100人の小さな村でほとんどの村人がワイン造りに携わっています。とても静かで居心地のよい農村。日本人が訪れたのは初めてらしく、とても歓迎してもらい、教会の隣の古い宅邸を案内してもらいそこに宿泊。その夜はワイナリーのスタッフと会食してバックヴィンテージや希少なブランデーをいただいたのですが、それがどれも感動的な美味しさ!出会う人達みんなが優しく接してくれて感謝しかありません。仕事をしている場面ではとっても真面目。ワインが素晴らしいのはこの土地と気候、なによりこの人達がワイン造りに携わっているからだと痛感しました。ポルトガル奥地の静な農村でしたが是非また訪れてみたいです。そしてこのワインを日本に届けられたことに縁を感じます。